日の出園は、店先で焙煎するほうじ茶の香りが漂う日本茶専門店です。
看板商品の「手炒りほうじ茶」や当店でしか味わえない厳選された日本茶をはじめ、地場産品である「葉山生姜」を加工した”葉山みやげ”にピッタリな「葉山しょうがの紅茶」やお茶によく合うお茶請け、有明産焼海苔なども取り揃えております。
私どもの考える日本茶の品質の違いになる大きな要素は、
〇産地 〇摘採時期 〇品種 〇お茶農家の努力
創業当時は宇治産のお茶一本でしたが、現在は全国の優良産地のお茶を仕入れており、特に日本一のお茶産地である静岡産をメインとしています。
静岡でも特に「本山」と呼ばれる山間地域の「美しい形状と香りの良さ」が特長の茶葉と、県中西部の牧之原、掛川等の「濃厚な旨味と濃緑の水色」が特長の茶葉を多く仕入れております。
仕入れる茶葉のほとんどの摘採時期が四月中旬から五月中旬に摘採された一番茶、いわゆる”新茶”と呼ばれる旨味が多く含まれた茶葉に限定しております。
品種につきましては全国の茶葉生産量の七割を占める「やぶきた」にとらわれず、個性豊かな品種や希少品種を積極的に推奨し、販売しています。
そしてこれがお茶の品質を一番左右する「お茶農家の努力」です。
たくさんの肥料を与え、畑の手入れをしっかり惜しげなくする農家と、一見カタチは似たような茶葉でも大量生産のみに重きを置いた農家の茶葉とでは品質は全く違います。
そんな努力する農家さんとフェアな関係で日々お茶づくりに邁進しています。
これら納得のできる茶葉を最終的に更に美味しくブレンドするのが、茶匠と呼ばれる当店の最大の見せ場です。
良い茶葉を生かすも殺すも私どもの責任です。
お茶農家の熱い思いを感じてもらいたいと切に願っております。
日本茶は嗜好品であり、お茶のお好みは千差万別です。
渋みのないただ緑色の水色の、甘いだけのお茶は扱いません。
”香り”と”旨味”と”爽やかな渋み”の調和に重きをおいて当店のみ、唯一無二のお茶づくりを心がけています。
この味にはまって頂ければ幸いです。